―――――――― キャラクター編:七之森神社の神様 ――――――――
■七之森神社に祀られている、狸の神様
第三話にて登場する七之森神社の神様のご紹介です。
ご存じの通り神様で、十三階段たちが儀式を行うまでは、長らく眠りについていました。
七之森神社は、狸を祀る神社なので、狸をモチーフにしたデザインになっています。
肝心の【名前】ですが、正式には未決定です。
初期アイディアの三話のころは、「七森狸(ななもりだぬき)」や「衣目(えもく)」となどと付けていました。
そうそう……七森狸で思いだしましたが、最初の頃は「七之森神社」ではなく、「七森神社」という名前で作ってました。
しかし、後になって七森神社という神社が実際に存在しているということを知り、名前をちょっとだけ変更したのでした。
それに、今でこそ十三階段サイドの味方として登場していますが、元々は第三話における敵キャラ(百化)の一部として作り上げたものなのです。
そのため、イラストの塗りが、“お化け塗り”になっています。
詳しいことは、次のデザイン編にて……。
■デザインについて
このキャラクターのデザインについては色々と、話があります。
☆まず、メインは「狸」です。いかに、狸らしくするか、です。そのため、よくある狸の置き物から色々と小道具を引っ張ってきました。
一応、記しておきますと、「頭に被った笠」「葉っぱの髪飾り(あった方が可愛いと思い)」「しっぽ」「ひょうたん」「帳簿」といった部分です。言われないと「狸」の擬人化とは分からないかもですが……。
あと、衣装の裾の部分に、肉球模様を付けたのは……ちょっとしたお洒落ポイントです。
なんか、素顔をぼかしているものの、実はとてもキュートな「お洒落ぽんぽこ」にしたかったのです。
※百化のデザインより先に、こっちの狸神のほうが先にできていました。で、狸と勝負するなら、狐だなということで、百化のデザインは狐となりました。
……&狸の置き物がいっぱいおいてあるスポットへ取材に行ったりしてお話を作っていきました。
次に、「色」のことです。元々は敵キャラサイド設定だったため“お化け塗り”にしているのですが、その色の中に、「緑色」が使用されていますよね。
……はい、お気づきでしょうが、アレです。
「緑のたぬき」です。
狸の擬人化をするにあたって、「狸 擬人化」で画像検索した所、一番最初に「緑のたぬき」の擬人化イラストが出てきたのがきっかけであり、全てです。
ちなみに、百化における「赤いきつね」要素は、鳥居です。それと、私は「たぬき」派です。天ぷらは、お湯入れとは別にします。
デザイン、下絵段階では、目元が黒くなっていますよね。これは、狸の目元が黒いことを意識してでした。
■能力について
作中でも説明されていますが、七之森神社の神様ということもあり、その場所に限って遍在する絶対的な存在です。
つまりは、「七之森神社=狸の神様」であり、無敵です。
あの百化でさえ、その場所に限って言えば格下となります。
神社内に限って言えば、全ての理を改変・決定するほどの力を持っています。
しかし、一方でこの狸神様は神社(その土地)そのものであるため、そこを離れることができないという問題(欠点)を抱えています。
ゆえに、狸神様は目覚めてからというもの、暇を持て余しています。あくびを掻いています。
そんなわけもあり、第四話で翠がやってくるようになり、実は嬉しかったりしています。
色々と面倒を見てやったのは、そんな心があったからです。
そして、第三話の最後に狸神様は、「ななしのおろち」という物語全体の鍵を握る存在「小拍」と過去になんらかの繋がりがあるような描写を見せています。
絶対的な神様に、こんな台詞を言わせてしまう「小拍」とはいったい何者なんでしょうか……ね。
それでは、今回はこのくらいでおしまいです。(^o^)ノ
次回は1月17日頃を予定しています。
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