―――――――― キャラクター編:彁彁 ――――――――


■実体を持たぬ伝播する狂気、彁彁(アリカ)

彁彁
怪異テレビにて、千草を憑依操作した悪意です。

このキャラ、過去に謎の二人組によって、封印されたのち地中に埋められていました。しかし、長い間少しずつ蓄積された妖力が溢れ出し、それがこの話での事件を引き起こします。

つまり、「お化けテレビ=彁彁」という訳ではありません。
ただ、その莫大な蓄積妖力故に、テレビを通じて千草を支配していきました。その支配の過程で対象とその接触者に様々な幻覚を見せていきました。本編中での(千草部屋での子供や繋がるテレビ、屋上での千草など)

怪異テレビはオバケの視線を映していますが、彁彁の場合、地中にて封印されていたため『その視線は本来はテレビには映らない。映るはずのない』ものです。

と、いうことはつまり……。
勘の良い人ならば、ここで一つの可能性に気が付くのではないでしょうか。
以下、(文字反転ネタバレですので、ご注意を)
【本編では、姿を現さなかった、テレビと彁彁の間に存在する第三者の視点】の存在に。
すると、本編エピローグの、狸神様の言葉の意味も見えてくるのではないでしょうか。


■名前を決めました

第五段にて完全正体不明の悪意、それが、彁彁(アリカ)です。
このキャラの名前、幽霊文字使用のため、本編制作時には決まっていませんでしたが、今しがた“アリカ”と決定しました。もちろん、サブタイトルからもってきました。
本編中では十三階段が「雑色(ざっしょく)」と便宜上呼んでいますけどね。

■デザインについて

今回の怪異は「人間」のイメージを強いものとしました。それも昔風の子供。
無邪気さと残酷さを繋げるようなものにしたかったのです。あとは、体中に傷や出血があるようなイメージを心がけました。

■彁彁の怪異能力について

この怪異のもつ能力は「妖力干渉」と「幻覚支配」です。そして、悪意ある怪異に共通する能力「捕縛結界」です。
妖力干渉能力は、お化けに対して非常に有効な能力で、作中では十三階段がとても苦戦していましたね。人間でいうと、体中の血管にムカデを這わせているような感じです。
また、この怪異を構成する要素は「光・色」です。ゆえに、周囲の色彩情報を取り込み、実体・外観共に景色に溶け込みます。つまりは、スカスカ・透明状態です。
しかし、一方で光による色彩構成のため、「黒色」に対応不可ゆえ、黒色を使用すればその実態を捉えることができます。

そして、「幻覚支配」。自身の莫大な妖力を使用し、遠隔の相手であっても妖力が伝わる状況(お化け・お化けテレビに触れている)であれば、憑依・幻覚などを与えることが可能です。最悪な能力です。









それでは、今回はこのくらいでおしまいです。(^o^)ノ

次回は7月2日頃を予定しています。




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