―――――――― キャラクター編:首刈り ――――――――


■巨大な鎌で魂を奪うお化け、首刈り(くびかり)

首刈り 第一話から登場の最強・最恐のお化け、首刈りの紹介がとうとうやってきました。
首刈りの視線編を読んだ方ならお分かりかと思いますが、十三階段は首刈りを実際のところ倒すことはできませんでした。
自身の特殊能力と引き換えに、異空間にやっとのこと閉じ込めたのですよね。






それにしても、本気で怖いですね。








■首刈りのデザインに関して

・描いた本人が言うのもあれですが、実に不気味で怖いですね。私自身、鉛筆での下書き段階では、こうなるとは思ってはいませんでした。

色塗り作業で化けました。
なんか、セロファン貼り絵っぽい?塗り方をした結果かなと思います。

ホラー映画「リング」でおなじみの貞子をちょいとイメージしてデザインをしました。長い黒髪や、一枚絵で出てくる廊下の「目」などがそうです。確か、貞子登場のとき、彼女が見下すような視線をしていたのが怖かったです。それを意識して廊下の「目」をつくりました。(私自身ホラー映画は苦手です……。「ななし」のためにおっかなビックリ観ました)

首刈りの立ち絵には実は4バージョンあります。実際に使っているのは3つだったと思いますが。 それぞれ、「頭なし」「頭あり肌色」「頭あり白色」「顔あり透明」の4つです。とりあえず、私は頭あり系が怖いです。

下書き段階では、鎌の刃が上下ありますが、これはこういうデザインにするつもりではなく、どっち向きに描こうか迷い、両方描いたというものです。

鎌に関しても、最初は透明なものにするつもりはなかったのですが、塗り作業中に、レイヤーの透過機能なるものを知ったので「透明の方が格好いいかも!」と思いそうなりました。あと、鎌の周りの赤と黒のオーラについても、その時に思いついたのでした。


首刈りが誕生したことで、やらかしてくれた問題があります。
……この後登場するであろう、悪いお化けのデザインに関するハードルが上がってしまっ た……ということです。だってこれを超える怖いのって難しいですもん。
思い上がり甚だしいかもしれませんが、そのくらいの自信を持たねば、同人活動は続けられないと思いますです。




■首刈りの行動に関して

基本的に言葉を話さない・意思疎通ができないお化けですが、自身の頭を見つけることで多少の自我を得ます。
そんな彼女の発する言葉は、一件すると支離滅裂ですがちゃんと意味があります。

例えば、「エマ捕タ。遊イ痛ヨボデイ痛ウ」⇒「捕まえた。痛い痛いで遊ぼうよ」と文字を並べかえることで意味がわかります。

ノベルゲームなので気が付く人は多いと思いますが、物語中の登場人物からしてみれば、音情報なので、本当に意味不明で怖いものだったと思います。

また、首刈りは、「自身の目を見た人間の子供」の魂を狙います。それが彼女のお化けとしての本能的な働きです。そのため、校舎で倒れている重深歌を発見した警察官等が狙われないのは、「目を見ていない&大人」なためということになります。
ただし、頭を手に入れ自我を得ることでそれはすこし変わり、自身にとって不都合な存在である十三階段を本気で始末しようとしたのでした。

そんな首刈りは、四小旧校舎横にある「首なし地蔵」に封印されていました。それが地震で倒れ、壊れたことで復活してしまったのですが、この「首なし地蔵」についてのお話も後々書いていければと思っています。

だって、首刈り編は完全決着していないのですから……。

そしてそして、首刈り出現によって十三階段が見た切ない夢の原因についても語っていければと思います。お楽しみに!



それでは、今回はこのくらいでおしまいです。(^o^)ノ

次回は4月12日頃を予定しています。




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